【フリーランスとして生きる7】永瀬なみさん2 まだ途中、ずっと途中

つい最近、私は夜も眠れないほど悩む日々が続きました。今回は、そんな私の経験をお伝えします。

悩み始めたら不眠症になりかけた話

出典:photoAC

 

まだ2019年に入ったばかりの頃、私は自分に対してある疑問を抱きました。

 

それは、「私ってどんな記事を書きたいんだろう? どんなライターになりたいんだろう?」というものです。この答えを探し続けるうちに、だんだん眠れなくなるほど悩み始めてしまいました。

 

こんな疑問を抱いたきっかけは、空き時間が増えたことです。

 

実はこの頃、依頼が突然ストップした案件や、本数が減った案件がありました。どの案件も、1年以上ずっと継続で依頼をいただいていた案件です。

 

1つは、何の連絡もなく突然ストップしました。そして、本数の減った案件があと2つあります。

 

どれも同時期だったので、その月は収入が一気に減りました。減った金額、何と6万円強。コレだけでも、十分に胃が痛くなる状況ですよね。

 

ですが、少しホッとした自分もいました。実は、2018年の夏以降ずっと忙しい時期が続いていたこともあり、「少しゆっくりしたい」という気持ちもあったのが正直なところです。

 

とはいえ、やはり減った分の収入は元に戻さなければいけません。

 

そこで、私はこう思いました。

 

「ピンチはチャンスだ!」

 

時間がないことを理由に更新できていなかったウェブサイトを更新したり、今後の方向性をしっかり考え直したりする時間ができたと思えば、逆にラッキーではないか。「そう思うことにしよう」と思いました。

 

そうして自身の運営サイトを見つめ直しているうちにたどり着いたのが、先ほどの疑問です。

 

「私ってどんな記事を書きたいんだろう?」

 

「これからどんなライターになりたいんだろう?」

 

「むしろ、私はこれからもライターとして活動していきたいのか? もっとほかの方向性も考えられるんじゃないか?」

 

といった感じで、それはそれはもう、あらゆることを考えました。もともと、何でもすぐに白黒つけたがるタイプの私。答えが出るまで考え続けてしまいます。

 

気付いたら、寝つけなくなっていました。

 

唯一の救いは、悩む時間があること。悲しいかな、仕事が減った分、時間だけはありました。

 

とはいっても、どうせ暇な時期は長く続きません。

 

既存の仕事が減れば、新規の仕事が増えます。

 

これまでの経験上、それだけは確実に自信がありました。だからこそ、「悩めるときに悩んだ方が良いかも。今のうちに思いっきり悩んでおこう!」と思ったのです。

悩みを解決するために実践したこと

出典:photoAC

 

しばらく悩んでみたものの、ちっとも答えが見つかりません。

 

睡眠不足が続いていた私は、「このまま悩み続けていては体がもたない…何か解決する方法はないかな?」と考えました。

 

そこで思いついたのが、本屋へ行ってみること。大きな本屋さんへ行って、起業家や編集者の書いた本を片っ端からチェックしてみようと思ったのです。

 

実際に本屋へ行き、

  • 経営者向けのビジネス本
  • メンタルケアの本
  • 自己啓発系の本

などをパラパラと見ているうちに、1冊の本が目に留まりました。

 

その本の名前は、『ビジネスフレームワーク図鑑』。その名の通り、ビジネスフレームワークがたくさん載っています。

 

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール7
アイディアが浮かばない、意思決定で迷う…
ビジネスを形にするにはいかに思考するべきか、フレームワークで思考を形にする。
・powerpointテンプレートで使いやすい
・イラスト豊富で分かりやすい
・迷わず手を動かせる
など、思考の整理に最適!

 

その本の冒頭に、こんなことが書いてありました。

『「悩む」と「考える」は、似ているようでまったく異なります。・・(中略)・・このような暗中模索な状態を脱し、一歩踏み出す機会や場を作るための1つの方法論として、フレームワークは心強い武器になると考えています』

 

「コレだ…!」

 

そう思った私は、本を買って帰り、すぐにビジネスフレームワークを活用してみました。

 

その結果、無事に悩みは解決。自分の望む仕事内容や方向性も、ハッキリ見えました。おかげさまで新しい仕事が順調に増え、今では減った分の収入も元に戻っています。

フリーランスには立ち止まる勇気も必要

今回と同じように、きっとまたいつか悩む日が来るのではないかと思います。それは、私がフリーランスだからです。

 

フリーランスは、自由だからこそ全てを自分で決めなければいけません。

 

そんなフリーランスが方向性を見失えば、

「どこへ向かえばいいの?」

「どこへ向かいたかったの?」

「私は何でここにいるの?」

と、途端にふらふら迷い始めます。

 

そんなときは、そんなときだからこそ、一度しっかりと立ち止まり、自分で自分を見つめ直す必要があるのではないでしょうか。

 

たとえ忙しい時期が続いても、きっといつかは落ち着きます。始まる仕事があれば、終わる仕事があるのは当然です。

 

ただ、だからといって、忙しい時期と暇な時期をただ往復するだけでは自分自身を成長させられません。忙しいからと勉強をおろそかにしたり、暇になったからとむやみに営業をかけたりしていては、せっかくの機会がムダになってしまいます。

 

自分で自分を成長し続けられなければ、きっと本当に仕事をもらえなくなる日が来る。

 

私はそんな気がしています。




 

まだ途中、ずっと途中

出典:pixabay

 

フリーランスになって3年がたった今、この3年で築き上げてきたものは、この先のためにあるのだと気付きました。今が完成形だと思っていた日々も、実はまだ途中だったのです。今回の経験を踏まえ、私は「自由を使いこなせるフリーランスになろう」と思いました。

 

私が経験したことは、きっとフリーランスなら誰にでも起こりうることです。同じようなことに悩んだときは、ぜひビジネスフレームワークも活用してみてください。この経験が誰かの役に立てば幸いです。

(文:永瀬なみ)

永瀬なみ

2016年12月にフリーへ転向、2018年3月に『ライティング事務所くすの樹』を開業。 中学生の息子を持つ30代のシングルマザー。 Web記事を中心にコラム執筆やSEOライティング、取材・インタビューを行う。 得意なテーマは暮らしに関わる全ジャンル、恋愛・婚活、心理学など。 前向きで実用的な記事作成が好き。 事務所のウェブサイトはこちら

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