専業主婦の傍ら、数ヵ月前にクラウドソーシングを始めました。子供が3歳と1歳なので、外に働きに出ることもできず、在宅ワークというものにすごく魅力を感じました。しかし、実際に動き始めてみると、「子供が遊んでいる姿を微笑ましく眺めながらPCでお仕事」という風景は幻想にすぎないと痛感しました。
PCを開けば、それまで向こうで遊んでいた子供たちがなぜか集まってきてキーボードを触ってきたり、記事作成の途中で何かしらの粗相をされたり……。だからといって子供が寝てからやろうと思っていても、子供と一緒に寝てしまって、気付けば朝という日々。なかなか思い描いていた働き方ができません。その理想と現実のギャップに、少し悩んでいます。
30代ライター リオナさん(仮名)
ライターのリオナさんは3歳と1歳のお子さんを抱える専業主婦。お子さんが小さいため働きに出ることができません。そうしたことから在宅ワークを考えました。しかし、やはり家庭でも子どもが小さいため思うように時間をとることができません。どうしたら良いのでしょうか。
同じような理由でフリーランスになったりクラウドソーシングを始めたりした人も多いことでしょう。まとまった時間が取れない場合、時間をつなぎ合わせるしかありません。つまり、隙間時間を有効に使うことが求められます。
スマホを活用する
わざわざPCを開いている時間がないという場合はスマホを活用します。長い文章を書くのは面倒かもしれませんが、短文ならサクサクと書けるでしょう。また、5分単位の短い時間でも情報収集は可能です。必要な情報を見つけたらスクショをしたり、エバーノートに書き留めるなど、何らかの方法で記録しましょう。情報収集は、時間をとって気合を入れてPCに向かうよりも、以外に細切れ時間の方がはかどるものです。
蓄積した情報を整理し、少しずつ書き溜めていけば、PCに向かったときは文章を整えるだけという段階に持っていくことも可能です。また、必ずスマホでなくともアィディアは何にでも書き留められます。「思いついたらすぐに書く」これを習慣化してみましょう。
子どもが静かな時間帯を活用する
朝の方がやりやすい方、夜の方がやりやすい方、さまざまだと思います。朝のほうが仕事がはかどるという方はいつもより1時間だけ早起きをしてお仕事の時間に当てましょう。同様に夜の方がはかどるという方は、お子さんが眠った後など、夜の1時間だけ執筆します。
初めは、この1時間も難しいかもしれませんが、毎日継続的に時間を確保することで、徐々に慣れていき執筆スピードをあげることができるでしょう。人は限られた時間の方が集中力が増すといいます。とりあえず、短時間でも継続的な時間の確保をおすすめします。
無理はしない
業種にもよりますが、フリーランスは初期投資の少ない仕事です。働いて得た報酬の大半は自分のものになります。小さいお子さんがいるなど、外で働けない事情がある方こそ、隙間時間を有効活用することが求められます。
それでもやっぱり、小さな子供はいつ騒ぎ出すかわかりません。また、幼い子供との日々はかけがえのないものでもあります。子どもとの時間を大切にしつつ、無理をせず少しずつ時間を確保していきましょう。
(文 日向あおい)