加藤良大の案件獲得術第4回目。今回は提案する案件の選び方。
5/23現在、ランサーズには1,420,025件の仕事が登録されている。この膨大な数の案件の中から、どのようにして提案すべき案件を選べばよいのだろうか。
加藤良太の案件獲得術④ 提案する案件の選び方
トラブルに巻き込まれないように、提案する案件を十分に吟味することが大切です。提案する案件の選び方や注意点を解説していきます。
できるだけ情報が多く記載された案件を選ぶ
下記の文言が案件概要の様々な個所に記載されている場合、クライアントがそもそもライターへの仕事依頼に慣れていない可能性があります。
「分からないので、相談して決めさせていただければと思います。」
一見、相談して決めれば問題ないように思えますが、「レギュレーションの後出し」、「文字単価と求める記事品質の乖離」、「webワークが主体ではないため連絡が非常に遅い」などの問題が起こりやすいことがあります。そのため、私は避けています。
逆に、次のような情報が記載されている案件は、ある程度信頼できると言えるでしょう。
・ペルソナ
・掲載サイト
・執筆ジャンル
・依頼から納品までの流れ(修正回数なども)
・納期
・納品方法
・画像について
提案してもらうには、できるだけ詳細な情報を掲載しなければなりません。それがわかっているクライアントは、ライターとのコミュニケーションに慣れており、対等な立場で取引してくれる可能性が高いでしょう。
こんな案件への提案は避けた方がいい
次のような案件は、何らかのトラブルになったり、提案したことに後悔したりするリスクが高いと考えています。
・文字単価0.3~0.4円以下の低単価案件
構成案つきの文字単価0.5円の案件はまだしも、文字単価0.3~0.4円以下の案件は、「安いのに高品質な記事を書かせよう」とするクライアントが多くみられます。
・詳しいマニュアルを渡す旨が記載されている
何十ページにも及ぶマニュアルを渡し、1つでもマニュアルとは異なる部分があれば修正依頼をされるケースがあります。
・修正依頼に制限なし
レギュレーションの後出しによる修正依頼や、クライアントの思いつきによる大幅修正などのリスクが高いと考えられます。
・ライティングスキルが身につきます系案件
ライター養成学校に通うよりも安上がりなどと言い、著しく悪い条件で募集しているケースがあります。そのような人物から高いライティングスキルを身につけられるとは、私は思えません。
クライアント情報は要チェック
クライアントのプロフィールページを参照し、以下の項目をチェックしましょう。
・本人確認や電話確認が認証済みか
一概には言えませんが、本人確認や電話確認が認証済みでない場合、取引のリスクが少し高まります。
・評価に問題はないか
低評価が散見されている場合は、何らかのトラブルになるリスクが高いと言えます。
・名前やIDで検索する
名前やIDでgoogle検索をして、会社のウェブサイトやSNSをチェックしましょう。怪しい人物や会社の場合は注意が必要です。
どれだけ自分の得意ジャンルの案件でも、トラブルが起こりそうな案件には応募しない方がいいでしょう。案件選びの参考になれば幸いです。
②低単価すぎる案件、スキルが身につくことを謳う案件などは避けるようにする
③クライアント情報は要チェック
(文:加藤良大)