加藤良大の案件獲得術第2回目。今回は提案文作成のポイント。
例えば、ランサーズの場合、「提案文」の欄にテンプレ的なものが記載されている。ビギナーの場合、非常に参考になるかもしれない。しかし、QA式にテンプレに合わせて記入した場合、クライアントはどう思うだろうか。「みんな同じ」そう思うのではないだろうか。
提案文のテンプレはあくまで参考程度にオリジナルの提案文を作成することが大切だ。仕事をとれるかどうかの行方を大きく左右する提案文。クライアントの心をつかむには何が必要なのか、クライアント心理も考えた加藤の案件獲得術をお伝えする。
加藤良太の案件獲得術② 提案分作成のポイント
提案文は「自分がその案件に適任である」ことを示すための文章です。そのため、プロジェクトの内容に沿わない提案文はNGと言えます。提案文作成のポイントと注意点を詳しくみていきましょう。
提案文作成における注意点
提案文作成においては、次の3つに注意しましょう。
・長すぎる提案文はNG
・メインに伝えたいことを絞りこむ
・「はじめまして」の文言を入れる
プロジェクトへの意気込みや自分のキャリアを長々と書くと、提案文が長くなりすぎます。提案文の持つ一番の意味はクライアントに読んでもらうこと。長すぎるとクライアントが途中で読むのをやめてしまう可能性があるため、長くても800字程度に留めましょう。
また、細かいことですがビジネスマナーも大切です。「はじめまして、ライターの○○と申します。」から書き始めてください。
提案文に含める内容
提案文には、次の情報を入れることが大切だと考えています。
・クライアント指定の情報
・執筆ジャンル
・アピール文
・過去の実績
・クライアントを安心させる文言
それぞれの書き方を詳しく解説していきます。
クライアント指定の情報
プロジェクトの概要に「提案文に下記の情報を盛り込んでください」などと書かれている場合、その内容を網羅しましょう。
1つでも漏れていると、「細部までしっかり見ないライター」と思われる可能性があります。クライアントの求めているものは逐一記入しましょう。
執筆ジャンル
執筆ジャンルもさまざまです。医療・法律・経済・旅行・ファッション・仮想通貨・ITなどなど、挙げればきりがありません。クライアントは自分が求めていることにマッチしたライターを探しています。プロジェクトの募集ジャンルに合致した執筆ジャンルの経験があることを書きましょう。
また、
「知見が無い方にも読みやすい記事の執筆を得意としております。」
上記のように、わかりやすい記事を書けることをアピールするなど、自分がどのような記事を書けるのか伝えることが大切です。
アピール文
下記は、私の提案文の一部です。これは、医療・美容の提案文ですが、参考になれば幸いです。
「クライアントの意図をくみ取る~」など、自分の信条も盛り込むと好印象を与えられる可能性があります。
過去の実績
過去の実績を3~5つ添付しましょう。記事URLでも問題ありませんが、できればWordファイルを添付しましょう。「編集部の手が入れられる前の記事」を知りたいと思うケースもあるためです。
また、提案するプロジェクトの文体やテイストに沿った実績を伝えましょう。硬めの文体を求めているのに、柔らかい文体の過去記事を伝えると、プロジェクトに沿わないライターだと思われる可能性があります。
クライアントを安心させる文言
最初に提案してくれたライターを選ぶクライアントもいるほどに、「レスポンスの早さ」が重要視されています。そのため、下記のような文言を入れるといいでしょう。
「基本、即レスで、遅くとも1時間以内の返信を心がけております」
提案文に問題があれば、プロフィールすら見ることなく候補から外されてしまいます。プロジェクトごとに提案文を考え、自分の魅力とプロジェクトに対する適合性を示しましょう。
②メインとして伝えたいことを絞り込む
③「はじめまして」など挨拶やビジネスマナーも忘れずに
④依頼概要で求められていることは漏らさず記入する
⑤クライアントが求めているライター像にマッチすることをアピール
⑥過去の実績を記載する